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本格手作り石鹸に挑戦!! by ターニャ前からやってみたかった本格的な石鹸作り。 精油と植物オイルでアロマソープバーに挑戦です。
以前、石鹸素地を使ったお手軽なアロマ石鹸作り(体験隊第25回)に挑戦しましたが、何だか粘土細工みたいで、もっと本格的に手作りしたくなった私。というわけで、今回は植物オイルと苛性ソーダを使ってゼロからの本格的な手作り石鹸に挑戦することになりました。 前回のお手軽手作り石鹸の時は、アヒル型に石鹸生地と一緒に空気が入ってしまい、アヒルの形がきれいに出来なかったので、今回はそういった点のリベンジ(?)の意味も込めての挑戦。 さて、全くの初心者のワタシでも、ちゃんと石鹸が作れるのでしょうか?
石鹸は、油脂をアルカリである苛性ソーダで鹸化(けん化)させることで出来るもの。 なので、手作り石鹸に必要な材料は、基本的には “油”、“水”・“苛性ソーダ” の3つだけです。 油脂の種類やブレンド、水分と油分の比率、苛性ソーダと油分の比率で、石鹸の性質が変わってきます。 水分はオイルに対して30〜40%が妥当らしいです。 気をつけたいのが、苛性ソーダと油分の比率です。 苛性ソーダは劇薬(薬局での購入時には印鑑が必要です)で、取り扱いには本当に注意が必要な物質。万が一肌についてしまった時は大量の流水で流す必要があります。 油分と反応して鹸化すれば無害になりますが、万が一計算を間違って油脂に対して苛性ソーダが多すぎると、油分を全て鹸化しても苛性ソーダが余ることになります。つまり、苛性ソーダが石鹸中にそのまま残ってしまうこと(!!)。 これは危険!!! そこで、大抵の場合は油脂を多めに、苛性ソーダを少なめにし、苛性ソーダが油分を全て鹸化せず、油分が残るような比率で作ることが勧められています。 これをディスカウントと呼びます。 油脂が全て苛性ソーダと反応して鹸化される状態のことを鹸化率100%としていますが、ディスカウント率5%で作れば、鹸化率は95%で、95%の油脂が鹸化し、5%がそのまま油脂として残る・・・ということになります。 ディスカウントをすることは、苛性ソーダを残さないという安全上で必要である他、油脂を適量残すことによる、しっとりとした使い心地やスキンケア効果を石鹸に与える意味もあります。 ※ちなみに、どれだけの量でどれだけの苛性ソーダと反応するかについては油脂の種類によって若干異なるため、あらかじめ油脂の鹸化価(油脂がどれだけのアルカリと反応するかの指標)を確認し、レシピを組む必要があります。
折角シンプルな材料で作れる手作り石鹸ですので、出来る限りモノを買わずに、家にある使いかけの精油やオイルを使用して作りました(もっとも、さすがに苛性ソーダだけは薬局に行かないとありませんが・・・)。 最近はマッサージオイルをブレンドするのもご無沙汰で、もっぱら芳香浴にしか活用していなかった精油達。そして、お家の隅でひっそりと置かれていたキャリアオイル達。 ここで一気に活用です。 ◆石鹸の材料
ちなみに、今回の石鹸はけん化率90%(ディスカウント率10%)で作りました。 10%の油脂が石鹸に残り、きっとお肌に素敵な効果を与えてくれるハズ・・・。 続いて、使った道具です。 ◆石鹸作りの道具
家庭に無いかもしれないのは電子秤ぐらいでしょうか。混ぜる時に飛び散りがちなので、作業する時にはエプロンをした方が良いかもしれません。 さて、道具とメイン材料のチョイスに続いて、精油選び。 今回のコンセプトは“手作りアロマ石鹸”なので、2種類の精油ブレンドを作りました。 途中から石鹸生地(?)を2つに分けて2種類の香りの石鹸を作るという作戦です。 ◆精油ブレンド
色々好みはあると思いますが、家にある精油で作るという制約の中で、自分なりに考えたブレンドを作りました。
主材料となるオイルは、マッサージオイルとして使用していたものや、クッキングオイルなどを活用しました。使うオイルの種類によって、出来上がりの石鹸に特徴が出てくるそう。 つまり、色々なオイルを組み合わせることで、オリジナリティのある自分好みの石鹸が作れるということですね。 今回私が(たまたま)利用したオイルの特徴を調べてみましたので、ここでご紹介いたしましょう。
今回は、自分の好きな香りを選んで精油をブレンドし、2種類(ブレンドA、ブレンドB)の香りの石鹸を作りました。 柑橘系の香りが好きなので、自然と柑橘系オイル中心のブレンドになってしまいましたが、それはご愛嬌ってことで・・・。 精油は香りの性質によって、初めに香る「トップノート」、最後まで残るベースノート、両者の中間のミドルノートの、3種に分けられており、トップノートの香りは最初に香ってきて、その後は比較的早く飛んでしまいやすい傾向があります。 石鹸は完成まで時間がかかり、かつ使うのにもそれなりに時間がかかるので、トップノートの香りは石鹸が完成した頃にはかなり飛んでいる可能性があり、精油をブレンドした時とは全然香りの印象が異なってくるので注意が必要です。 ※と言いながら、私はトップノートとミドルノート中心でブレンドしちゃいましたが。 <ブレンドA>
<ブレンドB>
前置きが長くなりましたが、道具と材料の準備が整ったらいよいよ石鹸作りです。
工程を追うとこんな感じですが、混ぜる時の大変さは半端じゃありません。 電動泡立て器を使えば楽かも知れませんね。 乾燥に1ヶ月ぐらいかかるので、生地作りから完成まではかなり時間がかかりますが、その分だけ出来上がった時の嬉しさも大きいものです。
とにかく、石鹸の手作りで一番大変だったのは生地を混ぜ続けること。 混ぜても混ぜてもトレースが出来ず、2時間近く混ぜ続けてやっとトレースが確認できた時には、ホントに感動でした。 電動ミキサーを使うと簡単なのかも知れませんが、今回は手作りにこだわって(?)泡だて器で頑張りました(単に電動ミキサーが手元に無かっただけですが)。 今回は、一応は “アロマ石鹸” というコンセプトだったので、香りがポイントなのですが、ブレンドA(タンジェリンブレンド)は、石鹸が固まる間にかなり香りが飛んでしまいました。予想できた事とはいえ、ちょっと残念・・・。 少し深みを持たせる精油を加えるとよかったのかもしれませんね。 ブレンドB(ライムブレンド)は、ライムの爽やかな香りが残るすっきりとしたフレグランスソープになりました。ライムの精油はトップノートだったので香りが残るかが不安でしたが、酸味のあるキリッとした香りが残って大成功でした。 最初にブレンドした時の精油の香りと、鹸化が終わった時の香り、そして型から出して乾燥が進んだ時の香りは全て異なっていて、それもまた面白いと思います。 また、リベンジを誓った “アヒル型” は、クチバシが欠けたり、気泡が入ることもなく大成功。とても可愛いアヒル型石鹸が出来上がりました!! 自分で作った石鹸はやっぱり愛着がわきますね。今回は苛性ソーダ以外は全て家にあった材料や道具を使って作っています。身近な材料でも、ちゃんとした石鹸が作れてしまうんだなぁ、と改めて確認。 特にココナッツオイルは普段はパンに入れたり、カレーを作るときやホットケーキを焼く時に利用していたオイルでしたので、新たな活用法が増えた感じです。 実際に石鹸を使ってみたところ泡立ちもよく、汚れもキチンと落ちてちゃんとした石鹸になっていました。 乾燥に1ヶ月かかり、実際に石鹸として使えるようになるまでには時間がかかりますが、自分で素材を選んで、お肌に優しいオリジナル石鹸が作れるなら時間をかける価値アリですね。 by ターニャ ※手作りした化粧品は、自己責任の元、必ず自分自身で使ってください。手作りした化粧品を、認可を得ることなく他人に譲渡したり販売したりすることは、法の規制に抵触する可能性があります。 |
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