ピロロキノリンキノン(PQQ)のサプリメント一覧
ピロロキノリンキノン(Pyrroloquinoline Quinone,PQQ)は、1979 年にアメリカとオランダで、ほぼ同時に発見された赤紫色の水溶性物質です。
2003年4月24日号の英国の科学雑誌 Natureで、哺乳動物の生体内でビタミンとして機能していることが発表されました。
14番目のビタミンとして認定されれば、1948年のビタミンB12以来となります。
1979 年の発見以来、各種微生物の代謝において、PQQはメタノール脱水素酵素やグルコース脱水素酵素などの酸化還元酵素の補酵素として重要な役割を果たしていることが次々に明らかにされてきました。
また、マウスでPQQを欠乏させると繁殖能力の低下や成長障害、脱毛、皮膚状態の悪化などが起こることも明らかにされ、ビタミンB2やナイアシンと同様に生体内の酸化還元反応に関与するビタミンの有力候補の1つとして注目されてきました。
そして、2003年に、哺乳類においてはじめて、PQQを利用する酵素が発見されました。その酵素は、必須アミノ酸であるリジンの分解に関わり、正常に働くためにはPQQが必要であることが判明し、PQQは、健康的な生活をおくる上で必須な栄養素と位置づけられています。